運用初心者が知っておくべき日本の現状-③

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それでは日本の現状最後の確認です。

3.低金利・インフレ政策

ご存知の方多いと思いますが今の定期預金の金利いくらかわかりますか?

メガバンク、主要地銀などほとんどが、、、0.025%です。(是非、ご自身のメインバンクのサイトで確認してみて下さい)

仮に1000万定期に1年置いておいてもらえる金額は利子所得の税金引いて、、おおよそ1900円。

満期迎えて銀行に取りにいく交通費でほとんど消えちゃいます。

日本の預金金利推移


ここで比較するのにわかりやすくゆうちょ銀行の預金金利の推移を確認してもらえればと思います。

私が生まれた

1980年 普通預金 2.75% 定額貯金(3年以上) 7.25% 

す、、すごい。。

1990年 普通預金 0.75% 定額貯金(3年以上) 5.00%
2014年 普通預金 0.02% 定額貯金(3年以上) 0.04%

マイナス金利導入した

2016年 普通預金 0.001%定額貯金(3年以上) 0.025%

昔はほんとにすごいですね、、、定額7~8%なんて、、10年預けたら倍なってますから。

今こんな金利取ろうと思ったらブラジルレアルやトルコリラの通貨で外債保有するしかないですもんね。


日本はバブル崩壊後の失われた20数年間の間に超低金利時代に突入してしまいました。景気低迷している状況を打破する為に日銀が取った行動が利下げです。

政策金利を下げる事で貸し出し金利等皆さんの身の回りにある金利を下げる事によって借りやすくし市場にお金を流れやすくする事をし始めました。

それでも、景気は良くならないまま(小泉政権時代はちょっとはマシになりましたが)2012年末まで低金利・円高・株安が続く事になるのですね。

インフレ政策


ここで生まれたのが第2次安部政権。

アベノミクスが始まりました。

実際何を始めたか。

国会答弁やニュースなどで良く耳にしたとは思いますが「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」の3本の矢を軸に長期景気低迷デフレ期を脱出して経済成長率を3%まで引き上げていくという政策を行うことにしたのです。

細かい事は省いて要するに20数年間も景気低迷しデフレが続いてきたので今まで行ってきた政策よりもさらに強力な政策を打ってこれからはインフレにしていき景気回復させましょうと言っているわけですね。

ここで注目してもらいたいのは

デフレ(物価下落)→インフレ(物価上昇)にしていくという事。



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ここでわかりやすくデフレとインフレについて簡単にお話。

仮にあなたが100円もっていて1個50円のドーナツが売っていたとします。普通に2個買えますよね。

デフレになると値段が下がります。ここでは1個25円になったとします。すると100円で4個も買えます。

同じ100円なのに物価が下がるといっぱい物が買えるようになります。なので円の価値が上がる事になります。

逆にインフレになると値段が上がります。ここでは1個100円になったとします。すると今まで2個買えたものが1個しか買えません。

同じ100円なのに物価が上がると全然物が買えないようになりますので、円の価値が下がっていることになります。

つまり、インフレは円の価値を下げていく事になります。

今回の政策で日銀黒田総裁は物価上昇率2%掲げています。(物価も色んな指標ありますがそれはここでは省きます)

単純に物の値段が年間2%ずつ上昇するまで国と日銀が一体となって政策を続けるという事です。

いいですか?年間2%ずつ物の値段が上がり続ける状況を国策として作り上げていく事が決まっているという事ですから先ほどのインフレの話で考えてみると1年毎に2%ずつ円の価値を下げ続けていくもまた決まってしまったと考えた方が良いでしょう。

低金利で利息はもらえず、さらには円の価値も下がり続けていく。

日本に住み続ける皆さんにとって不安材料の一つであり、すでに直面している現実であります。

ここまでの話だけだと、何でそんな国民にとってデメリットしかないような政策をするんだと思われるかもしれませんが、景気回復と日本の借金返済にはこの政策が必要なのです。

インフレになるという事は物価が上がります。そうするとその物を売る企業は売り上げが上がり業績が伸びます。そして、さらにその資金を給料UPや設備投資等に回します。消費が進み市場にお金が回りだします。また、税金を納める法人や個人からの税収も増えます。これを繰り返す事によって景気を回復させていきます。
もちろん簡単にこのサイクルが生まれるわけではありません。なのでアベノミクスと同時に日銀は先に市場にお金を回してインフレを作り出す為に日本株やREITを購入して市場に資金を回すのと同時に、銀行や保険会社等保有の国債を買い、売却代金を受け取った銀行などが資金を市場に回すことができるようにする施策を打っています。いわゆる金融緩和です。

そして、これらの政策は日本の現状‐②でお話した日本の借金をどうするのかの答えでもあるのです。

日本を借金に少ない健全な国に変えていくには

税収を増やす/支出を減らす/借金の返済金利を下げるか元金を減らすとお伝えしました。

インフレになれば税収は増える事になります(増やすのは限界があると前回ブログで言いましたが税率を上げるには限度があるという意味で書きました)

支出はさすがに減りません。今まで通りの費用+これからさらに高齢化社会は進みますので社会保障等様々な費用かかりますし少子化対策から防衛まであらゆる分野の負担が乗っかってくるでしょう。

そして、円の価値は下がるわけですから借金となっている国債の価値も下がりますし収入が増えていけば元金部分の負担を減らすスピードを上げる事ができるようになります。

整理すると、支出は減らせないけど収入を増やし、借金の負担も減らしていくことで日本という会社を健全な財務状況に変えていく事ができるのは現時点ではインフレ政策しかないという事です。


とりあえずは日本の現状をある程度は確認していただけたのではないかと思います。


次回のブログでまとめとこれから皆さんが考えていかなければならない事をお話ししていきたいと思います。


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