【経済ニュース】大手証券会社の赤字から改めて気づかされた日本の金融知識の低さ【2019】

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最近、証券最大手の会社が赤字転落との事で話題になりました。

ヤフーニュースや各ニュースサイトでもたくさん取り上げられている為、コメント欄も賑わいをみせております。

結論から申し上げますと赤字の事より記事を書いている側もコメントを書かれる方もあまりにも金融の流れというものを理解してない人が多すぎることに残念な気がしてなりませんでした。

記事やコメントの大半は「今からネット証券の時代だよ、対面なんて高いだけ」とか「対面なんてすぐなくなるよ」とかばかり。

証券会社の仕事


皆さん証券会社の仕事って営業だけとか株だけとか勘違いされている方が多すぎるような気がします。

一般的に証券会社の仕事は4つに分類されます。

ブローカー業務
これが皆さんの言う通常営業。投資家の売買注文を受け証券取引所への取次を代行する業務。

ディーラー業務
証券会社自身が自社の資金をもとに株式の売買を行う事。

これらの①と②は株式の売買代金が細らないように流通市場を活性化させる役割も同時に持ちます。

アンダーライティング業務
会社や国が株や債券を新たに発行するときに、証券会社がそれらを買い取り、発行や募集の手続きを行って投資家に売り出す業務です。

セリング業務
アンダーライティング業務に似ていますが、新たに発行される株や債券、すでに市場に出回っている株などの公募や売り出し等の委託を受け多くの投資家にセールスする業務です。

③と④があることで株式会社や国は市場から資金調達をすることができます。これがなければこの資本主義社会は成り立ちません。
また、現在の大手証券はほとんどの場合、相続や年金、保険、不動産、M&Aなど中小企業オーナー向けサービス等多岐にわたる業務も同時に行っています。

これはネット証券では間違いなくできないサービスになります。

また、金融資産が多い世代は高齢者ですのでネットはできる方はあまり多くはありません。いくらAIが普及しても対面営業がなくなる事はまずないでしょう。また、営業の人間はIFAなどのように独立する人が増えていくと思います。

もちろんネット証券でもIPOやPO、債券は扱っていますからネット証券もこれらの仕事の一旦を担っておりますが大手証券5社と比較すると金額的に全然比較になりません。ネット証券しかなければ手数料がどうのこうのとかいう前に株式市場が成立しません。

つまり大手の対面営業証券とネット証券は共存せざるをえない状況なのです。(現在、対面はネット強化、ネットは対面強化を図ってます)
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ネットだけで充分だという方はそれで結構だと思います。扱う商品数や種類に違いはあれど手数料も安いし自分で全て理解できているならそれがベストですから。

ただ、ネット証券が一番ベストかどうかは年齢やネット歴や知識や経験、どのくらいの資金でどのくらいの期間での運用を考えているかなどで変わってきます。

何が良くて何がダメなんて事は全てを理解して記事するなりコメントにすべきであると思います。

今はネット社会でネットの発言に左右される方が多くいるでしょうから資産管理や運用というものを考える中で対面証券はダメだなんて選択肢を狭めてしまう状況は今後の日本の金融市場にとってマイナスでしかないと考えています。

自分でしっかり勉強した上で自分にはどのような証券会社を使っていけばいいのかを決めていく事が重要だと思います。

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